続・やまで生きていくこと

…つづき

雪の降る日に野ウサギさんは捕まったみたいで、翌日何も知らずに雪の降った畑の様子を見に行った時には既に生き絶えてしまっていました。驚いて何とか罠を外そうとしたんだろうなぁと思うと本当にかわいそうで申し訳なくて、人間をやっているのが本当に嫌になりました。(でもそんなこと考えているのは私くらいなものなのかな)

でも、りんごを守るために犠牲にしてしまった尊い命を無駄にしてはいけない、という気持ちは共有していたので、すぐに帰って、野ウサギさんを頂くことにしました。

夫は生まれて初めて動物をさばいたけれど、とても上手にきれいにさばいてあげてました。目の前には「肉」となった野ウサギがいるけれど、気持ち悪いとか怖いとかはまったく思いませんでした。が、「食べる」ということの本当の意味を突きつけられた気がしました。本当はこんなに苦しい思いをして頂く事なんだ。普段何気なく当たり前に食べている精肉が、この野ウサギと同じように生きていた命をさばいていること、これは現代社会ではほとんどの人がすっかり忘れてしまっていることで、感謝もなければ残飯として食べずに処分することさえあるなんて。
そんな罪深いことがあるか?

幸いに今、「いのちを頂く」ということを授業にして子供たちに教える動きが広まっているそうで、私は本当にそういうことは隠すことでは無いと思うし、当たり前に知るべき事として大切であると思っています。

つい先日も友人とこのような話をしていたところに、野ウサギさんを食べたので、実感として考えが自分の中に根っこを張れて良かったです。

そして、野ウサギさんは赤身の多いしまったお肉で、味にクセや臭みは無く、食感は牛肉にかなり似ていました(驚き!)後ろモモ肉はダッチオーブンで蒸し焼きに、前足と肩肉はトマト煮込みにしました。残っている部位はローストにしてみる予定です。
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↑だいぶジビエっぽい風貌。
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↑完全に牛肉風。見た目では分からない!

野ウサギさん、ごめんなさい。
でも、美味しくいただきました。
ごちそうさまでした。
いただいた命の分まで一生懸命に生きます。

全ての食べ物に感謝を。
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by erichamereon | 2013-01-30 23:29 | 考えごと


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